このしおりは入会問い合わせのあった方々に対して配布しているものです。


入 会 の し お り

東 京 北 稜 山 岳 会


1.入会資格

山を通じての人間形成ほど美しいものはありません。共に生命を託し合い、大自然の華麗さ、あるいは狂暴さの中でお互いを見つめ合うとき、そこに山の仲間の友情が誕生します。

でも、見つめ合う友がいない時、一人で行った山で楽しそうに笑っているグループを見た時、自分にも友が欲しいと思うことがあるでしょう。だからこそあなたはこの「入会のしおり」を読み始めたわけです。

入会の資格なんて別に改まらなくてもいいです。試験をするわけではなし、ただ、いつもでっかい夢を抱き、希望へ向かって前進できる健康な人であれば良いわけです。ただし、他の社会人山岳団体に在籍しない、都内及び近郊に住んでいる方を歓迎します。


2.当会の性格

私たちの会は発足以来約50年を迎えます。四季のトレーニング山行を基礎に、春夏冬の合宿、岩壁登攀、フリークライミング、アイスクライミング、縦走、沢登り、ハイキング、山スキーと幅広い山を求めて現在に至っています。谷川岳、劒岳、穂高岳などでの初登攀、ヒマラヤ、ヨーロッパアルプスへの遠征も行なって来ました。

私たちは「立派な登山家である前に立派な社会人であれ」を第一の目標にしていますから、仕事や学業を放り出してまで山へ行けとは言いません。社会を、家庭を忘れて山へ行く人が充実した山行など出来るはずがありませんから。

また、東京北稜山岳会は山へ行く時だけの集まりではなく、街にいてもいつも苦楽を分かち合ういわば大きな家族と言えるでしょう。そしていつも、より高く、またより困難を求めています。

月二回の集会や講習会では先輩も後輩もなく意見をかわし合います。これらの集まりの時の欠席、遅刻などは必ず連絡しなければなりません。登山以前の問題からスタートし、そこに「和」が生まれ、それからすばらしい人生が始まるのです。


3.当会の組織

私たちの会は東京都山岳連盟に加盟しており、2001年4月現在、40数名の会員が在籍しています。その運営は会長、代表、リーダー会、保険・会計、機材装備、記録、広報、渉外、新人、会報の各メンバーによって行われます。


4.集会

 月に2回行われる集会には出席してください。原則として、第1・第3水曜日の19:30〜から北区王子の「北とぴあ」にて行われますが、祝日等の関係で第2・第4水曜日に行われる場合もあります。
 集会では、山行報告、山行計画等の発表の他、各種講習会や重要なお知らせ等も随時行われますので、もし出席できなかった場合においても各自でその内容を誰かに問い合わせてください。
 登山形態や場所に関わらず、山行計画は集会で出すようにしてください。たとえ計画書を提出したとしても他の人の意見を聞かずに出した山行は、本来の意味での会の山行にはなりません。山岳会に所属して山に行くというのがどういうことであるかを認識してください。
 そして、自分の参加した山行については集会できちんと報告してください。「楽しかった」「疲れた」等の感想だけではなく、その山域に関する有益な情報や山行そのものに対して自分自身が感じたことを遠慮なく発表しましょう。
 講習会、特に机上講習会は限られた時間の中で行われますので、一つのテーマに関して全てのことを学ぶことができるとは限りません。あくまで講習会は「きっかけ」であると考え、自ら進んで学習する姿勢を持つことが大切です。また、講習会における講師は必ずしもベテラン会員がやるとは限りません。時には学習を促すと言う意味において、新人の方にやっていただく場合があるかもしれません。自分が持っていたり、学んだりした知識や経験を他の人に伝えることも、また一つの学習なのです。


5.新人指導

 私たちの会は学校ではありませんから新人につきっきりで指導するわけには行きませんが、会員全部が先生であり、生徒ですから、山行の都度にたくさんのことを学ぶことができます。年間を通じてひととおりの基礎技術を習得するように計画を立てていますからトレーニング山行及び合宿にはできる限り参加して下さい。また、実力のある方はすぐにでも高度な登山をしてもらっています。

 トレーニング山行は決して“シゴキ”などというものからは遠い存在です。ボッカ…みんなと同じ荷を背負ったリーダーに青竹でシゴくことができるでしょうか?  垂直の岩登り…墜ちれば痛いですからみんな真剣にやります。雪上…冷たい雪はアンデス、ヒマラヤの雪と変わりありません。カモシカ山行…人間であること忘れ山野を駆けめぐる喜び。そして合宿…同じテントの中、まずいといいながらも鍋の底が見え、歌をうたい、あしたを、遠い将来を夢みて眠る。北稜祭…器材に感謝し、飲んで歌って、運動会をして、一日笑い続けるのです。

まずは新人歓迎山行から始まります。


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