Daily Archives: 2017年9月3日

大源太川 北沢本谷

日程:2017年8月27日
メンバー:こば(L)、うえ、つかみ(記録)
ロープ:8㎜ 30メートル お助けロープ
コースタイム:(前夜泊)6:15大源太山登山口駐車場~7:15入渓地~7:50七つ小屋裏沢出合~9:20三又~12:40大源太山頂上~ヤスケ尾根~15:35大源太山登山口駐車場

8月最後の週末、北アルプスを楽しむ予定だった。
こばさんとうえちゃんは畳尾・飛騨尾根登頂。そして私は常念から蝶が岳を縦走。しかし、天候が崩れそうなので転進することになり、そこに私も参加させてもらった。晴れそうな地域の沢登りへ。前日の夜、登山口駐車場へテントを張って翌日に備える。標高800メートル程の駐車場。半袖一枚では少々寒い。夏が過ぎ秋の気配を感じてくる。それでもランタンによってくる虫たち。空には一面の星空。やっぱりいいなー。何度繰り返しても山の領域には癒される。
5時に起床。外で珈琲を頂いていると、車が一台。また一台と次から次へとやってくる。あっという間に10台ほど停められる駐車場は満杯になった。登山者の方が圧倒的に多く、沢装備をまとったパーティは一組(5名)だけだった。先に越されたくないなー、と思ったが先に出発。ゆっくりしていたが、私たちも予定より早めの出発となった。
今回の沢は大きく3つに分けられる。入渓地から三俣までの前半。三俣から大源大山頂上までの後半。そして、下山となるヤスケ尾根である。

先ずは、前半。
駐車場と登山口は同じ敷地内にあり、登山ポストに計画書を入れスタート。歩きやすい登山道を進むと崩落した箇所に梯子がかかっている。しかしこの梯子も崩壊の箇所あり。注意しながら登り、2回目の徒渉地点が入渓地。既に沢装備を整えて出発しているのですんなり通過。最初に2条4mの滝。すんなり突破。次いで4条6mの滝。先に出発した五人組のパーティが、左側からロープを出して登っていた。確かにガイド本には左とある。しかし、リーダーは右から登り始めた。確かめながらあっという間に登り切る。お助けロープに繋がり、私たちも後に続く。思ったよりすんなり登れた。やはり人数が少ないと早く先に進む。あっという間に七つ小屋裏沢出合い。その後に続く小滝。いやらしいものもあり、気が抜けない。7mの滝は右側の壁から取りつく。そして10mの斜滝のクラック。左側のクラック沿いを登る。小さなものでもぬめりがあるので、気が抜けない。水流があったり、滑っていたりし、「どうかな?」と、思う箇所には必ずお助けロープを出してもらった。たまに、「いけそうかな」と、強気に思う場所も、このお助けに繋がれているから、そう思えたんだなーと、今更ながらに思う。

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斜滝のクラック

予定より早く三俣の出合いに到着。

ここからは後半。
七つ小屋沢から流れ落ちる30mの滝は迫力があった。見晴ノ沢も崖から勢いよく流れる。そして出合いにかかる8mの滝は右壁を渡り、次いで2段15mはそのまま高巻く。草木を握りしめながらトラバース。先が見えなくなくなる所もあり、緊張する。次の2段7mはあっという間に過ぎ、チムニー滝へと差し掛かる。今までお助けロープのみで進んできたが、リーダーは30mのロープを取りだした。ザックを背中から腰へと位置を変え、ロープをつけて進んで行った。なんとビレーなしで。「エッ!?」一心不乱でみていると、壁と体がフィットしている。ねじりなら、つっぱりながら快調に進んで行った。最後の詰め上げ部分がシャワークライムになっており、そこが少々難しそう。それでも、無事突破。次に、クライマー女子のうえちゃん。小柄ながらもかなりの男前。怯むことなく進んで行く。足のスタンスを確実にとりながら、慎重に進むので安定感がある。するすると最後の詰めに差し掛かるも、足をしっかり決めての突破。華麗である。そして私の番が来た。ハーネスにロープをしっかり結びトライ。しっかり見ていた通り、チムニー部分は何とか進めたものも、張りだした岩の登り詰め。思ったより水圧がかかる。力を振り絞りトライ。次の瞬間、ずり落ちた。どうしよう・・それでも、何でも、どうにか、上がるしかない。再度チャレンジ。ロープに全体重を乗せ踏ん張ると、隙間にお腹が引っ掛かった。両足で壁を蹴飛ばしどうにか突破。
あーよかった。

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その後は、徐々に沢は枯れ、スラブ状になってくる。乾いていてもコケなど付着し滑っていたりし、かなり厳しい。一か所、脇の潅木帯に逃げ込む。足場が定まらず手こずりながら、かなり苦労した。どうにかこうにか、ヤスケ尾根の稜線にでた。そこから頂上までは、ほんのわずかで到着。

草付きスラブ
ヤスケ尾根

大源太山山頂。抜群の展望、越後の山々など近間からみることが出来た。「うー素晴らしい!」
山頂でしばし休憩をとり、ヤスケ尾根を下って行く。上越のマッターホルンとささやかれるだけあって、尾根の両脇は際立っている。足元はしっかりとしているので、全く問題はない。展望を楽しみながら、樹林帯の中に。下り一片の登山道。足を痛めないようゆっくりと下っていった。

小滝や三又の大滝。そしてシャワークライムのチムニーに、緊張スラブとスリル満点だった。
沢の水は適度に冷たく、木々の隙間からは光が溢れる。見上げる空は青。絶好の沢日より、満喫した一日に感謝。

北アルプス 大キレット

メンバー:トン(L・記録)うえ(SL)ミナザエモン・ササジ
日程:2017年8月11~13日

11日 平湯駐車場~上高地~明神~徳沢~横尾~槍沢ロッジ~ババ平(幕営)
12日 ババ平~大曲~槍ヶ岳山荘~槍ヶ岳(往復)~中岳~南岳小屋(幕営)
13日 南小屋~大キレット~北穂高小屋~涸沢~横尾~上高地

8月11日㈮

仕事を終えて帰宅しAM1:00自宅近くでササジさんにピックアップしてもらう。ササジさんとはこの時初対面。ミナザエモンは既に乗車。この後、うえちゃんを乗せ一路松本へ。
お盆休みということで高速は渋滞。SA、PAは大混雑で駐車も厳しい状態だった。うとうとしていたので定かではないが、途中で仮眠を取った。
平湯に車を停め、シャトルバスに乗り上高地へ。
身支度を整え歩き始める。明神、徳沢、横尾と休憩をとりつつ進む。横尾から本格的な登山道に。槍見河原から槍の穂先は全くみえなかった。槍沢ロッジでビールを買いババ平のテン場へ。値段は張るがやはりビールは最高だ!
テン場は混雑していたため、河原にテントを張り宴会。夕食はミナザエモン作のカレー。山で食べるカレーは最高に美味しい。途中から北鎌隊のケンさんとキム兄も合流。19時頃には切り上げ爆睡。

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8月12日㈯ 3:00起床 4:30出発

ババ平のテン場を出発し大曲へ。大曲~水俣乗越、東鎌尾根にでるコースも検討したが、体力温存のため槍沢をボチボチ登る。今日は雨が、降ったりやんだり、微妙な天気。天狗原分岐あたりで、やっと槍の穂先が見えた。
槍が岳山荘到着後、ザックをデボし山頂へ。時間も早かったので、1時間で往復出来た。
槍ヶ岳はガスっていた。
槍が岳山荘に戻って来たら、かなり雨が降ってきた。雨が止んだのを見計らって南岳小屋へむかう。途中、雷鳥の親子が見えたのは幸運だった。
テン場にテントを張り宴会。夕食はうえちゃんの油麩丼は、つゆだくで、美味しく頂く。明日の天気を気にしつつ、20時、眠りにつくが、寒くてあまり眠れなかった。

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8月13日㈰ 3:00起床 5:00出発

夜にちょっと雨が降ったようだが、朝は星も見え晴れている。いい天気のようだ。支度を整え出発。大キレット展望台から、大キレットの全貌を見ることが出来た。
まずは、一気に下る。くさり、梯子を使い一気に下る。両手両足を使い、慎重に下る。最低鞍部からは稜線歩き。○×かペンキで、しっかりとマークされているので間違えなく進む。
Hピークとペンキで書いてあったので、ここが長谷川ピークと確認。左右切れ落ちて、高度感がありスリル満点だった。A沢のコルで休憩。真上が絶壁なので、落石に注意が必要。それなのに、大きな石を落石させた人がいた。後は垂直に近い、北穂高を登って行く。飛騨泣きは、どこかわからないうちに通過してしまったようだ。
北穂高小屋が、だんだん近づいてきた。あっという間の三時間だった。天気も良く、大キレットを満喫出来た。
小屋で休憩後、みんなで写真を撮った。そして、ここまで苦楽を共にしてきた、うえちゃん、ささじさんとお別れ。ミナザエモンと共に涸沢へと下る。

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涸沢は見えているが遠い。途中、鎖、梯子ありで、いやらしい下りである。
涸沢で休憩後、横尾を目指す。上高地はまだまだ遠い。涸沢を目指す登山者が多く、すれ違いに苦労した。

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横尾でバスと電車の時間を確認。
徳沢、明神で休憩、急ぎ足で上高地を目指す。
やっと上高地到着。バスターミナルに向かうが、はるか手前から長蛇の列が延びている。嫌な予感が。恐る恐る聞いて尋ねると、沢度行のバス待ちの列。急いで新島々行のバスチケット売り場の列に並ぶ。18:45発最終バスまで、空きがなかった。このバスでは最終のあずさに間に合わない・・今日中に帰れない。絶望。せっかく急いで来たのに・・・。
タクシーの列も2時間待ち。するとミナザエモンがタクシーを捕まえたと!?
松本までタクシーで行く、単独の女性が相乗りさせてくれるとのこと(この女性は2時間タクシー待った)超ファインプレー!!ミナザエモンに感謝。松本市内が渋滞しているので、塩尻駅まで1人5,000円で乗せてくれた。塩尻駅で、大阪に帰る単独女性と別れ、あずさで帰京。大混雑のためデッキにずっと、立ちっぱなしだった。

3日間の夏休みでしたが、天気にも恵まれ、素晴らしい山行でした。
大キレットは、また行きたいなー、と思う場所でした。
力不足のリーダーでしたがみなさんに支えられ、感謝いたします。
ありがとうございました。