越後三山

日程: 2016/7/8~7/9
メンバー: ミナトさん、サブさん、エビさん、セキザ(記)

記録:
当初は前夜発7/8~7/10で槍ヶ岳北鎌尾根の計画でしたが、天気が悪そうなので中止し急遽越後三山縦走の計画になりました。ただこちらも油断できない岩稜帯があるため、とりあえず上まで行ってみて、天気をみて決行するか下山するかを決めよう、ということで出発しました。

7/8 東京発07:00のMAXとき03号で越後湯沢へ、北越急行に乗り換え08:34に六日町駅着。09:30のバスに乗り八海山スキー場へ。(一本遅い新幹線だと09:29に六日町に着くが、電車とバスの接続はおこなっておらず、一時間近く待った。)バス運賃は420円だが、ザックが40リットル以上だと別途100円の荷物料金がかかった。スキー場の山麓駅からロープウェイで一気に4合目(1147m)まで行く。20分毎の運行で、片道1000円だった。
10:15登山開始。樹林帯で直射日光こそないが、湿気と風がないためかなり蒸し暑かった。6合目手前に胎内くぐりという洞窟があった。エビさんだけここを抜け生まれ変わる。(性格がさらに良くなったそうです。)

①胎内くぐり.jpeg

途中何箇所か梯子や鎖があったが特に問題ない感じでした。12:10に8合目に到着。②8合目.jpeg③八合目から越後駒方面その①.jpeg④8合目から越後駒方面その②.jpeg⑤入道岳西面のスラブ.jpeg

5分ほど歩いて9合目の千本檜避難小屋着。夕方からの天候があやしいので本日はここまで。受付を済ませ水を汲もうと思うも予想外の出来事が。なんと最近の豪雨?で近くの水場の水質が悪化し、小屋の水は天水かペットボトルの販売のみだそうです。最新のエアリアには水マークついているので注意が必要です!
結局6合目の少し上にある水場まで水汲みにもどりました。翌日の天気も悪いと思われるので、小屋に重荷をデポし軽身で八海山のうち5つ(不動岳~釈迦岳)を登りました。鎖があるとはいえ、岩稜帯に不慣れな自分にとってはちょっとしたスリル体験で楽しめました。

⑥八海山.jpeg⑦八海山集合写真.jpeg
夜はサブさんの大根サラダと豚生姜焼きと五目御飯おいしくいただきました。しかし夕食後○○さんがウイスキー飲みながらひたすら五目御飯2人前を食べ続け、さらに就寝直前になにかをボリボリ食べていたことに残りの3人は言葉が出ませんでした。翌日の天気予報は降水確率70%。

7/9 3:00起床。天気は朝から雨。天気予報も悪いし回復の兆しもないので、元来た道を06:00下山開始。08:00のロープウェイに乗って降りました。

最後にご一緒した皆様、リーダー急な計画変更大変なところありがとうございました。越後の山は初めてでしたが、いいところでした。いつか縦走したいと思いました。スラブもかっこよかった・・・。

奥多摩 長沢背稜

日程: 6/26(日)~28(火)

メンバー: セキザ

記録:

6/26 朝仕事が終わりそのまま東京駅発10:23の青梅特快に乗り奥多摩駅へ。12:27の丹波行きのバスに乗り換え、13:40ころ鴨沢登山口から登山開始。日差しが強かったり雲が出たりだが蒸し暑い。七つ石を巻く場合唯一ある水場は、前日雨天だったせいか?豊富に出ていました。なるべく汗はかきたくないし、奥多摩小屋までの予定なのでのんびりゆっくり歩く。16:20ころ奥多摩小屋に到着。日曜日だからか、テントは自分を含め4張り(貸し切りも期待したが・・・)で、静かなテン場を満喫できるかな・・・と思ったが、蚊とブヨがすごい!もがき格闘しながらやっとの思いでテント設営する。虫よけもってくればよかった・・・焚き火の力は偉大だなあと思う。なんだかんだ汗をかいてしまったので最近買ったファイントラックのナノタオル(3000円くらいした)を濡らして身体を拭く。超細かい繊維で身体の垢などをごっそりとってくれる使えるヤツで、拭いた後下山用兼パジャマ用の綿のTシャツに着替えたらサラサラですごく快適だった。広げると手ぬぐいくらいだがたたむとピンポン玉+αくらいのサイズになるのでとても良い買い物をした。
ここのテン場はシカが多いが、この日はとくに元気で、たくさん出てきて鬱陶しかった・・・。夜テントから出たら目の前にいて、びっくりしてものすごい勢いで逃げて行ったが、こちらもびっくりしてしまうのでやめてほしい。夜はこれも最近買ったテント用の小さいランタンを灯し読書。ヘッデンだけでも十分だがなんとなく贅沢な感じがして快適だった。この日は仕事終わりからの登山だったため、21:00くらいに就寝。

長沢①.jpeg

6/27 天気は曇り。今日は一杯水避難小屋までの予定。08:40にテン場を出発。一杯水避難小屋の水場は涸れることがあるらしいのと、来月の北鎌尾根の足慣らしも兼ねて雲取山荘で4リットル水を補給する。芋の木ドッケの手前からは長沢背稜のコースになる。三峰神社の方面なら何度か行ったことがあるが、ここからは初めてなので楽しみだ。あまり人は入らないイメージがあったが、道は明瞭で標識もたくさんあった。途中3人ほどすれ違ったが静かでいいところでした。酉谷避難小屋にちょろっと寄ったが小さくてきれいだった。水場は涸れなそうな感じ。15:00すぎに一杯水避難小屋着。この日は避難小屋に貸切で泊る。水場は蕎麦粒方面に5分ほど進むとあるが、普通に水出てました。小屋に置いてある日記帳によると、涸れているように見えるのは水場の管の上部に落ち葉が詰まっているからで、ほとんどの場合はこれを除けば解決するそうです。
2日前にホラー漫画を読んだせいで、1人の避難小屋は気味悪かったため、読みかけの本を片付けて早めに寝る。

6/28 天気は朝から雨。蕎麦粒~川苔を経て鳩ノ巣駅へ下山。展望はなかったが、静かなブナの山は雨の方がむしろ雰囲気が出て良かった。

読んだ本:洞窟おじさん