只見川水系恋ノ俣川

只見川水系恋ノ俣川

日程: 8月12日(水)−15日(土)
メンバー:つりしL、ハギ、サブ、ツカミ、キム、トヨ

1日目 曇り
集合場所の越後湯沢駅に集まったメンバーが一人足りない。キム兄から2時間遅刻との連絡があり、浦佐駅での待ち合わせとなる。
スタートが遅くなるため、時間短縮を図るため、浦佐駅で沢装備を整え、恋ノ俣に向かう。銀山平から恋ノ岐までの道路はカーブが多い山道で、ハーネス装着での道中は、車酔いしやすいメンバーにとってはちょっと厳しかったか。
11時20分 恋ノ岐の駐車場到着。他に数台車があった。入渓点は駐車場の向かいで、徒歩0分。下山時の下降はオボコ沢の予定だが、万が一登山道を下ることになっても沢靴で問題ないだろうとの判断で、アプローチシューズをデポする。
11時40分入渓。沢慣れしていないため、私は早々に苔のついた石で足を滑らせ、ズボンを濡らす。先が思いやられる出だしであるが、これで濡れる覚悟ができた。
恋ノ岐の出だしは所々に数メートルの滝が現れ、入渓直後のウォーミングアップといった感じである。

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とは言え、日帰り沢と違い泊まりで荷物が重く、私はと言えば、いつもなら乗り越せる高さのところで体を上げられず、ツカミさんに押し上げてもらい、岩から岩への飛び移りも躊躇し、スピードが出ず遅れがちとなる。
13時30分、清水沢付近で最初の休憩。ここから先は更になだらかな渓相となり、時々大釜を持った滝が現れ、飽きさせない。

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16時20分頃、木々の間に薄く煙がかかっているように見える箇所がある。先行パーティが幕営し焚き火を始めたようだ。その対岸にも幕営可能な場所があり仮確保する。キム兄がこの先を偵察しに行くが、適当な場所がなかったため、標高1200m付近で泊まることとする。
河原での盛大な焚き火を囲み、食事をし、一息ついていると曇り空に星が見え始め、しばらくすると満天の星空となる。明日の好天を祈り眠りにつく。

2日目
残念ながら、予報通り夜中2時半くらいから雨が降り出す。
4時起床。一旦雨が上がり、6時40分出発。びっしょりと濡れたフライが重い。暫く進むと、静かな淵に魚影を見かけるようになるが、まだまだ先が長いので竿は出さず、先に進む。
8時20分オボコ沢出会。明日の下降時にピックアップする予定で、ここに少し荷物をデポする。とは言っても、状況によっては別ルートで下山の可能性もあるため、お酒等なくなってもよい物品のみだ。遅れがちな私を見かね、リーダーがフライを持ってくれると言う。一瞬悩んだが先のことを考え、甘えさせていただく。結果的にこの後はあまり遅れることなく、進むことができ助かった。(リーダー、ありがとうございます!)
オボコ沢から先は、水量が減り沢幅も狭くなるが、程よい間隔で、数mの滝が現れる。ゴルジュ状の滝が多く、次から次へとヘツリの課題を出されているようだ。

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記録には沢が途絶えるちょっと前に40mの大ナメ滝があると記載されていたが、徐々に沢幅も狭まり、そんなスケールの滝が現れるような雰囲気ではない。半信半疑で進んで行くと、やや高度感のある滝が現れる。右側から登ることができそうだが、ぬめっていそうなのと、高さがあるためロープを出す。全員問題なく登る。そこから暫く進むと40mの大ナメ滝が現れた。微妙な傾斜のスラブである。乾いていればなんということもないのだが、ぬめっている箇所もあるので気を抜けない。大ナメ滝を過ぎると、その先はどんどん水が少なくなり、笹ヤブへ突入する。地図と磁石で登山道の方角に目星をつけてヤブ漕ぎが始まるが、フェルトでの笹の藪漕ぎ経験があまりない私は、結構苦戦した。ハギさんの「ヤブが水平になったよ〜」の声の後、登山道に飛び出た。15時過ぎだった。
休憩をとりながら、幕営地は検討するため、天気予報を確認しようとするが、ラジオも携帯もうまくつながらない。ひとまず電波の入りやすい頂上に向かう。目の前の登りを超えるとすぐに姫の平に出るかと思いきや、次から次へと新たなピークが現れる。
16時、姫の平到着。荷物をデポし、平が岳に向かう。
16時30分、道標に導かれ、木道脇の小道を少し進むとのっぺりとした草地が現れる。そこが平が岳山頂であった。

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携帯で天気情報を確認し、姫の平で幕営とする。暫くすると小高状態だった雨が本降りとなる。二つあるテントのうち、レジャー用テントが雨漏りし始めたので、ビニール・タープで覆う。これが結構優れもので、雨を防ぐとともに、保温効果もあり、夜中の気温低下にも役にたった。湿原なので焚き火はないが、サブさんの用意してくれた豪華な夕食で和んだ。

3日目
5時過ぎに目が覚め、身支度をしていると遠くで雷の音が聞こえた。ウン?と思っているとどんどん近づいてくる。リーダーから樹林帯へ避難するとの指示が出る。5時30分、荷物をそのままにテントを飛び出し、急ぎ標高の低い場所へ移動する。雨が徐々に本降りとなる。タープを被り、姿勢を低くし、雷雲が通り過ぎるのを待つ。山の稜線での雷は怖い。近くで落雷があったようで、テントが心配になる。

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小1時間程過ぎると雨が小降りになり、雷鳴も遠のいたので、6時30分にテントへ戻る。テントに雷は落ちなかったようだが、レジャーテントはビショ濡れだった。
沢靴を履き、荷物の撤収をしていると、再度雷の音が聞こえだした。急いで荷物をまとめ、標高の低い場所へ移動する。登山道脇の樹林帯で再びタープを被る。予報では今日の午後から天気が回復するとのことだったが、これまでの降雨量を考えると、沢の下降を断念し、登山道を降りることにする。ただ、登山道だと車までかなり車道を歩かなければならないため、キム兄に先行をお願いし、車を取ってきてもらうこととした。
雷が遠ざかり、キム兄出発。荷物を再分配し、残りのメンバーも8時30分に出発。稜線を下り始めると一時雨が止んで霧が晴れ、周りの景色を楽しむことができた。

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その後は雨が降ったり止んだりで、一向に好天の気配がない。10時10分、台倉清水到着。ここがオボコ沢への下降点となるようだ。10時30分、台倉山通過。
エアリアマップに下台倉山から先はヤセ尾根と記載おり、沢靴なので心配したが、それほど危険なルートではなかった。下りきった後は、平坦な樹林帯の中をしばらく進み、車道に出る。14時下山。
周りを見回して車を探すがない。仕方なく歩き始めようとしたところ、こちらに向かって走ってくる車がパッシングをした。メンバーから歓声があがる。
その日は、銀山平のロッジに食事付きで宿泊し、アドベンチャーな山行を振り返りつつ飲み明かし、翌日帰京した。

(参考: 奥只見山荘 食事付きバンガロー 一人10200円)

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