60周年記念山行 槍~北穂~奥穂

期日:2014年8月9日 ~14日(5泊6日)
参加者: ハギCL、みどり、いしつかみ、こなが、つりし(記録)
コースタイム
9日:新宿高速バス7:20→上高地12:30/13:00→徳沢キャンプ場14:30
10日:徳沢キャンプ場9:00→槍沢ロッジ11:20停滞
11日:槍沢ロッジ5:50→槍ヶ岳山荘9:50 悪天小屋停滞後 山荘13:00→ 槍ヶ岳山頂13:30→山荘 14:00
12日:槍ヶ岳山荘5:00→中岳山頂6:00→南岳山頂7:00→南岳小屋7:30停滞
13日:南岳小屋4:30→長谷川ピーク6:00→北穂高8:25→涸沢岳山頂10:40→奥穂高山荘11:00/11:40→奥穂高山頂12:40→紀美子平14:30→岳沢小屋16:30
14日:岳沢小屋5:00→上高地7:20着 3人バスで帰京
焼岳ピストン組:田代橋焼岳登山口8:50→焼岳山頂12:30→焼岳登山口15:20→上高地15:50

はじめに
出発3日前に台風11号の直撃が確実なことが判明、当初の計画では中の湯から入り焼岳から槍ヶ岳に向けて縦走をする予定だったが、これでは西穂の稜線上で台風を迎えてしまうので、前半稜線に上がらないで済む槍沢沿いに槍に上がり焼岳方面に向かうコースに変更、それに伴いバスも8日深夜便から9日昼便にチェンジ、出発直前の計画大幅変更でリーダー大忙し台風一過を期待し出発を決断。

8/9 徳沢園

8/9 徳沢園

9日
バスは台風接近でガラガラ一人2席独占、後ろも空席なのでリクライニングし放題、こういったバスならとても良い。 13:00上高地発 今日のキャンプ地徳沢14:30着、芝生で寝心地が良い、徳澤園でビールにおでん、歩いて5分の徳沢ロッジで風呂、こういうの好き。

8/10 横尾から槍沢へ

8/10 横尾から槍沢へ

10日
9:00徳沢キャンプ場出発
朝から雨模様、これから台風接近、今日も停滞かと思っていたら、明日の工程を楽にするために少しでも歩を進めたいとみどりちゃん、ばば平まで風で行けないかもしれないが、そうなれば槍沢ロッジ山荘泊にしようと進軍開始、10:00横尾山荘を通過しようとしたら長野県警の人が駆け寄ってきて、これから夜にかけて台風が最接近するのでばば平に幕営するのは難しいと思いますとのこと。
11:20槍沢ロッジ到着、入口に山岳救助隊のお兄さん、曰くこの先は地形的にも風が強くなるので行かないほうが良いとのこと、素直に小屋泊決定、悪天だが登山者はここで止められているので混雑ぎみ、布団1枚二人の初体験、しかし横の知らない男は寝相悪し、寝られないので談話室に移動しシェラフを広げて寝た。

8/11 ババ平から大曲

8/11 ババ平から大曲

11日
5:50槍沢ロッジ発 台風は過ぎた筈だが朝から大雨、しかしこれ以上天候は悪化しないだろうと予定通り槍ヶ岳山頂を目指す。途中、かなり雪渓が残っている、あとで小屋の人に聞くと今年は例年と比較し残雪が多いようだ。
9:50槍ヶ岳山荘到着 風雨ともに強く合羽を着ても内外ずぶ濡れで寒い、本日も小屋泊とし山荘内で天気が良くなるのを待つ、回復したら即座に槍の穂先を目指すのでビール禁止の厳命が下る。

8/11槍ヶ岳頂上の梯子

8/11槍ヶ岳頂上の梯子

13:00少し風が弱くなり、雨も霧状になる。ここでリーダーの進軍発令、濡れた直下の長梯子が怖かった。
13:30槍ヶ岳山頂 、山頂には誰もいなく我が隊が独占。
14:00 槍ヶ岳山荘到着 多くの待機者を尻目に登頂成功の乾杯、少し誇らしい
ここでこながさん、どうやら私の持ってきたコンビーフ主体の刺激物まぜこぜした爆弾みたいなつまみに当たったみたく、一時は蕁麻疹がひどくなり明日からの行程も危ぶまれたが、さすが北アルプス 大学の診療所まであり処方された薬で落ち着いた、ちゃんとアレルギーなどを聞いておかないとと大反省。

12日
5:00槍ヶ岳山荘出発 風雨強し
6:00中岳 7:00南岳 いずれも横殴りの雨が痛いなかの登頂
7:30南岳小屋到着、この先は岩稜帯の大キレット、予報を見ても好天になる可能性低いので停滞決定、これで小屋泊怒涛の3連チャン、濡れて重い幕営道具使ってはないが、担いでいるから良しとしよう。

8/12南岳から北穂、奥穂岳遠望

8/12南岳から北穂、奥穂岳遠望

その後15:00に天気が回復し、今回初眺望に一同感激、先ほど通ってきた南岳に再び登り返し眺望を楽しむ、そして小屋番があわただしく動く 聞くと悪天続きで物資枯渇気味だったので、この晴れ間にヘリで食材などを運搬してもらうという、青空に各小屋に急行しているヘリ複数、子供のようにはしゃぐ我隊男子、濡れたテント、ザック、自分も外干し。

8/14 長谷川ピーク

8/14 長谷川ピーク

13日
3:00起床4:30出発 快晴、いよいよ大キレットである。
先行者は同じ小屋で会った単独の若者一人、ルートはあちこちに白い目印があるので、落ち着いて見て行けばルートを外す危険は少ない、また要所には梯子、鉄のステップ、鉄ピン、鎖などがあるので慎重にいけば平気のはずなのだが、キレ落ちているので、高度感満天。
特に飛騨側の下から冷風が吹きあがっていてぞくぞく来る。
5:00朝日がこれから我々が行く北穂までの稜線を赤く染め美しく感動。
6:00鞍部の岩稜帯にHピークのペンキ、ここが長谷川ピーク、両側すぱっとしている岩尾根をごつい鎖を掴みながらトラバース気味に伝い下りながら最後、長野側から飛騨側の鉄の足場に体を移すのがちょいとやらしい、そのあとの飛騨泣きは登りなので見た目よりさほど怖さを感じないが浮石が多いので慎重に登る。

鞍部から涸沢槍に向かう

鞍部から涸沢槍に向かう

8:00北穂山荘に到着、大休憩しそこから、石段を少し上がると8:25北穂高山頂登頂、2日前に登った槍ヶ岳が綺麗に見える。皆で大キレットを無事超えてきたことを称え合う。このさき北穂から涸沢岳までも岩稜帯は続くが、先ほど通ってきたルートよりキレ落ちてるところが少なめなので恐怖感があまりない
10:40 涸沢岳山頂 山頂から奥穂小屋までは、なだらかな良い道
11:00 奥穂岳小屋 南岳小屋で会った単独お兄さんとしばし歓談、大キレットでは我々の高笑いが後ろから終始聞こえてたよう、すみませんねーにぎやかな隊なんです。
小屋情報だと本日夕方より雷雨、明日の予報も一日雨とのこと、リーダー中心に作戦会議、ここで泊って明日西穂まで行くには予報が悪すぎるので、天気の良い本日中に吊尾根、重太郎新道を通り岳沢小屋もしくは上高地まで下山するというもの、みんな体力、気力十分である。
11:40奥穂高山荘出発

奥穂から前穂へ(左のトンガリは前穂4峰)

奥穂から前穂へ(左のトンガリは前穂4峰)

12:30奥穂高山頂到着 焼岳を見下ろす、ずいぶんと低い山に見える。携帯が繋がったので、掲示板にルート変更を書き込む吊尾根は怖さはあまり感じない岩稜ルートであるが、一か所登山者2名が登ってきた岩壁を疑いもせずに同じルートを下ったら、なんかいきなり悪い感じになり、後続のみんなも苦労している。降りてみたら通行禁止の×マーク、手抜きせずにちゃんと自分の目でルーファイしないと。
14:30紀美子平到着、ここからの重太郎新道上部は鎖、梯子が連続する急な岩稜帯を降りていく岩質も雨だと滑りそうな感じを受けたが、乾いていて問題なし。
16:30岳沢キャンプ場到着、12時間行動でさすがに疲れたのでここで泊ることにするが、/良いテン場はすでに埋まっていたので、17時以降6時前に撤収する条件付きで平地のヘリートに張らせてもらえた、我々だけだったので周りを気にせず宴会。

14日
5:00岳沢小屋出発 本日は上高地まで下って帰京組と焼岳ピストン組に分かれる。
7:20上高地着、ここで仕事などの用事で帰京しなくてはならないみどりさん、みっちゃん、こながさんとお別れ、食堂で腹ごなし。
8:50 焼岳登山口 本日も雨、口には出さないが、みんなと帰れば今頃風呂でさっぱりしてビールで・・などと考えながら歩く。

8/14 河童橋

8/14 河童橋

実は前日宴会時、つりしは酒の勢いもあり明日は一人で焼岳ピストンするという宣言し、いやいや一人で行かせたのではリーダーの沽券にかかわるとこれまた多分勢いで参加表明したような感じであった萩リーダーともに後悔一杯で口数少なし。その焼岳、奥穂から見下ろしたときは、楽勝と思ったが下から見上げるとなかなかどうして、焼岳下部は前日までの岩稜帯とうってかわり、緑豊かな登山道である。途中、北アルプスらしからぬ質素な山小屋がある、これから先はがれた登山道になっていくのだが、なだらかであるので多少の雨でも問題ない。
12:30焼岳山頂、頂上付近ではゴーという音とともに硫黄の匂い、むしょうに温泉卵が食べたくなる。 無論眺望は0、証拠写真を撮影したらすぐに下山開始、
登山口着15:30
上高地着16:00
すでに上高地周辺の風呂は終了してしまったため、タクシーに乗って風呂の沢渡までと告げると、沢渡で風呂入って待機し松本まで10000円(通常17000円)でいいというので、その案にのっかり、松本駅で軽く飲み現地解散した。

終わりに
例年、お盆の時期は沢に行くことが多いため、大変お恥ずかしいことですが夏に本格的な縦走をしたのは初めてでした。
出発前、不安を隠せない私に会の優しい皆さま方は、やっぱり核心部は人、人、人かなーお盆の槍なんか行列で進まないからトイレちゃんと行っといたほうが良いよとか、どこにも水なんか流れてないからね乾燥した岩稜帯が延々と続き昼は暑いよーとか 沢と違って山の朝は早いんだからいつもみたく宴会は延々とできないから等など、大変暖かい励ましのお言葉を多数頂戴いたしましたが、私はついておりました。
その槍では誰一人いなかったし、叩きつけるような雨であちこち水が流れておりました当然暑いはずもありません、3日も停滞したおかげで毎日早い時間から宴会もできたので、メンバーや小屋のお客さんといろんな話ができました。
こんな悪天候の中でも楽しい日々を過ごせたのはリーダーはじめ参加メンバーのおかげであります。
ありがとうございました。
また1日だけの晴れを衝いての大キレット~吊尾根、重太郎新道 すごく達成感がありました。
これを機会にまた、どこかに行きたいと思います。

交通費 高速バス往復:7400×2=14800円

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