東京北稜山岳会は、北区の王子を拠点に四季をとおして多様な山行を楽しんでいます
現在、新人の募集はしておりません。2026年度の新人募集は春ごろを予定しております。
Climbing Digests
山行記録・日程:2025年6月28日(土)~29日(日)
・メンバー:ヤオ(L)、キヨ、ササジ、サブ、カトウ
・コースタイム:28日 矢立石登山口(5:30)ー入渓(7:30)ー乗越沢出合付近で幕営(11:40)
29日 幕営地(7:00)ー鞍掛山のコル(9:20)ー鞍掛山展望台(10:00)ー日向山 (11:50-12:40)ー矢立石登山口(13:25)
3月頭の養老沢ぶりに記録を書きます、ヤオです。
今回行ってきた鞍掛沢は、美しいエメラルドグリーンの淵が特徴の開けた沢で、日帰りも可能な沢ですが、今回はそれを前泊+1泊2日で遡行するというかなりのんびりとした計画です。
記録を見てもとっても綺麗そうで、ササジさんイチオシの沢ということもあり、期待大でスタートしました。
~1日目~
4:30 起床。駐車場から見える朝焼けが既に綺麗。
行程には余裕があるものの、週末の朝は駐車場の争奪戦になるため、ササジさん、カトウさんの車で前乗りしていました。
(前泊地でいきなり日本酒を飲もうとしていたキヨさん。私には理解不能です。酒は山頑張った後に飲んでこそ旨いものでしょう?)
トイレを済ませ、前泊地の尾白川渓谷駐車場から車で20分程の矢立石駐車場まで移動します。
5:30 入山。
共同装備はなるべく均等に割り振ったはずですが、やたらとザックが重いのがキヨさん。日本酒持ち過ぎなんです。それもビンで。
7:30 入渓。
所々崩れた林道を一時間半ほど歩き、ロープの渡してある急斜面を下ると尾白川に降り立ちます。ここからもうずっと綺麗。
7:55 最初の滑滝。
なんてことはない滝ですが、私は滑って釜の中へドボン。初っ端から全身ずぶ濡れ。この沢はフェルトよりラバーの方が効くようです。
8:20 夫婦滝。
この日のメインとなる二段滝。下段はササジさんが先に登り、お助けロープを出してもらいます。ツルっツルのスラブに苦戦し、みんな最後はゴボウで。ロープなしで登ったササジさん、すごい。
上段は簡単。
(ところでこの滝、なんで夫婦滝っていうんでしょう。
上段と下段で夫婦ってことなんでしょうけど、夫婦滝って二筋の滝を指すことが多いから、そう考えるとこれはけっこう珍しいタイプの夫婦滝なのかも、とか思ったり。)
9:00 鞍掛沢出合で一本。
休憩時、サブさんが泳いでいたり、キヨさんが飛び込みしたり。羨ましいですが私はけっこう冷えたので日向ぼっこしつつお二人を眺めます。やっぱり泳ぐならフラッドラッシュがほしい。
9:55 途中、いい感じの飛び込みスポットがあったのでみんなで遊んでいきます。背が高い人は足がついてしまう程度の深さ。
以降、天国みたいな綺麗なナメの連続。
11:30 乗越沢出合着。このあたりに幕営適地があるので、初日の行動はここで終了。
タープを張り薪を集めたら、各々自由行動に。
私とキヨさんは釣りに行きましたが何も釣れず、残念。
15:30 ぼちぼち火を起こし、宴会開始。夕飯はそばで、持ち寄ったつまみの方が豪華でした。
まだ明るいうちに始まった宴会は、最後にはサブさんとキヨさんだけになり、22時くらいまで続きました。
25:00 私一人、星空を撮るため夜中に起き出します。
肉眼では天の川までは見えませんでしたが、pixel9aだとばっちり写っていて、とっても綺麗。
~2日目~
5:00 起床。
朝食はラーメン。トッピングにコーンとワンタン。なかなかに贅沢です。
7:00 出発。
初っ端から滝を登ります。下部は右から、上部は左から。私が滝の左側を登っているうちにみなさんもっと左の草付きを登っていくから少し焦りました。ビビりながらも登り切ります。
この滝を超えて間もなく私が道を間違えたのでオーダーが反転。いくつか滝を高巻いて本筋に戻るまで、先輩方に先頭を代わってもらいました。
(リーダーとは名ばかり、ルーファイも読図もまだまだ初心者なのです。)
8:15 沢に復帰したところで一本。キヨさんがだいぶお疲れの様子。お酒飲み過ぎなのでは。
(ワンゲル同期にも、軽量化を無視して重い嗜好品を持参する人がいましたが、そういうのは余計な重量を課してもなお余裕を持てるだけの体力があるから格好良いと思うんです。)
9:20 鞍掛山のコル着。サブさんとササジさんは遅れ気味で到着し少し休憩。まあまあ急登でした。
その後体力温存と言って鞍掛山ピストンを拒否するサブさんとキヨさんには荷物番をしてもらい、カトウさん、ササジさんと3人で鞍掛山展望台へ。
10:00 急登を20分程登り、展望台着。
展望台からは甲斐駒の雄姿が望めますが、この日は少し雲がかかっていました。
15分くらい晴れ待ちして、引き返します。
10:30 コルに戻ってきました。登りは先輩方はゆっくりになるので、私とカトウさんが先行して日向山に向かいます。
11:50 日向山着。
良く晴れて、まさに天空のビーチという雰囲気の日向山。最後の登りが暑くて急で、息が上がりました。
30分ほど待ちバテバテの先輩方と一旦合流、道の駅で落ち合うことにしてまた2人で先に下山します。
13:25 矢立石登山口着。下山はなだらかで歩きやすい道。先輩組は40分くらい後に下山したそうです。
お疲れさまでした。
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長いアプローチと下山がネックと言われる鞍掛沢。確かに登りは急で疲れますが、怖いところはないので個人的にはあまり気になりません。
沢は綺麗で日向山も綺麗でテン場も快適。間違いなくこれまでで一番楽しい沢でした。
こんなに素敵な沢を教えていただき、先輩方には今回も大感謝です!
おわり [...]
速報日程:5/18
メンバー:ヌマ、サブ、ユミ、ウッチー、カイバラ、カトウ
8:30塩山駅集合-9:10乾徳山登山口バス停-11:20月見岩-12:30乾徳山山頂
-13:30月見岩-14:30道満山-乾徳山登山口バス停 [...]
速報●日程:2025年4月29日〜5月2日●メンバー:こば、うえ
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山行記録●日程:2025年4月5〜7日●メンバー:はぎ(L、記)、つりし、あず●コースタイム:(5日)逆川岳駐車場8:30…逆川岳10:15…横岳11:05…櫛ヶ峯12:30…逆川岳駐車場15:20(6日)酸ヶ湯温泉8:10…稜線9:50…小岳10:35…大岳鞍部避難小屋12:10…酸ヶ湯温泉13:30(7日)前嶽下路肩9:30…前嶽山頂150m下11:15…前嶽下路肩12:00
4月5日
レンタカーで宅配営業所に寄り、止めていた板をピックアップ。当初は横岳〜櫛ヶ峯〜横岳〜逆川岳で周回を取る予定だったが、以前GWのときに停めた路肩が雪で停められず…つりしさんは辺りを吟味しココなら路駐できるというが、ファーストペンギンになる勇気が出ず、逆川岳経由のピストンに変更。(登る前にきいた地元の方の話。横岳、沖揚平&もう一箇所駐車場ありとのこと。逆川経由の周回が取れるかどうか…?車道歩きが長くなるか…)
逆川岳は地味すぎて、通り過ぎてからGPSで山頂を知る。横岳でガスにまかれて怪しい感じになるが、ガスの晴れ間をついて、櫛ヶ峯へ出発。山頂から左に巻き気味に滑る。稜線に忠実となると、急&雪が割れていた。視界がないとわからなかった。危ない危ない。
櫛ヶ峯山頂付近に一箇所急なところがあるが、凍ってなかったのでシールで登れた。ガスガスの中の登頂。風もあるし、さっさと用意して往路を滑る。横岳はパスして、逆川岳への稜線へトラバース。横岳〜櫛ヶ峯間はシールは付け外しする必要があるが、そこからは下りに専念できる。850m下で左に寄りすぎて谷を挟みそうになったがギリでリカバリー、たのしく最後まで滑れた。
山頂でみかけた大人数パーティに怪我人が出たということで、登山口にレスキューやら警察やら大勢来ていた。ほどなくヘリが飛来、ピックアップできたらしい、よかった。
今回は憧れの酸ヶ湯温泉に連泊!でも寝不足で夕食後すぐ寝てしまった。
横岳へ…
横岳から、櫛ヶ峯との間の広大な鞍部もとい平原へ。あずちゃんの先につりしさん。広大!
その平原から、北八甲田を遠望
櫛ヶ峯からの滑降
櫛ヶ峯
4月6日
大岳環状ルートへ。天気よし!宿から車道へ左に出て、カーブの先で雪上に上がる。地獄湯の沢は、広いし緩やかで登りやすい。かなりあっさり稜線出てしまったので、ツアールートを外れて小岳に寄り道。高田大岳側からぐるりと回って、大岳の裾野へ滑り込む。大岳鞍部避難小屋からのルートは分かりにくく、GPSみながら意識的に左に行かないと、谷を源頭部で越えられなかった。
下の方は、かなり平らな所もあり…最後の、宿の横に出るところの急斜面は一瞬だけれどもよかった。下から目立つので、コケないよう&なるべく良さげ(※自分比)にターンできるように気をつかった。。。
今夜は昨日爆睡して元気一杯、千人風呂も行けました!
バックは酸ヶ湯温泉。帰りは後ろの斜面を下ってきます
地獄湯の沢
振り返って。岩木山がうっすら
奥は小岳。左は大岳のはしっこ。
時間が早いので小岳に寄り道することにします
硫黄岳の向こうに昨日登った横岳、櫛ケ峯
小岳を滑り降りてきました
大岳鞍部避難小屋
3日間お世話になりました
4月7日
出かけるタイミングでかなりしっかり目の雨。9時前に止んだので気を取り直して出発。40号線に入ったすぐの所からスタート。昼には下山しないといけないので、2時間ハイクアップしたら切り上げることにする。しかし前嶽は…ずっと平らだった。最後いきなり急になる、山頂150m手前、急なところを50メートル〜?登ったが、急になったあたりから樹林が低くなってきていて風が強く、雨もぱらついたので、撤退時間より15分早いが終了にする。滑りは…平らなところが長くてイマイチ。上まで行けばたのしいのか?ここにこだわらず、銅像ルート往復でも良かったかもしれないと思った。
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宿とレンタカーの手配をしてくれたつりしさん、遠方から参加してくれたあずちゃん。贅沢してしまいましたが、お二人のおかげで、楽しさしかない幸せな3日間を過ごせました。ありがとうございました。 [...]
山行記録・日程:2025年3月20日・メンバー:ハギ(L) アトム ニンベン ヌマ ジョージ(お試し)・コースタイム:かぐらスキー場田代ステーション駐車場(9:50)―二居峠(11:20)―鉄塔(12:10) ―東谷山 山頂(13:15)―かぐらスキー場田代ステーション駐車場(15:20)
こんにちはヌマです。
今回は久々の日帰りの山行。
最近、テント泊山行ばかりだったので、癒しを求めていざ、初の春山へ。
今回の山は、地形図に登山道が載っておらず、夏は藪山でとても登れたものではないらしいが、雪が積もると山スキーやスノーハイクが手ごろに楽しめるようになるらしい。私は地図に登山道が載っている山しか知らないので、どんな景色が見られのだろうと楽しみだった。
来訪者も少ないため、トレースがなければラッセルになるといわれていたが果たして・・
6:00王子駅集合
駅に着くと山行立案者のつりしさんが体調不良で欠席の連絡。急遽、はぎさんをCLに任命
つりしさんと行く山行も久方ぶりであったため、残念である。
9:20かぐらスキー場田代ステーション駐車場着、9:50出発
装備の装着とトイレを済ませていざ出発。
峠入り口。ここから峠までの道は地形図に載っている。トレースはしっかりと付いていた、どうやら先客がいたようだ。
トレースを軽快にたどる。
しかし、しばらく進むとトレースが途切れた。どうやら先客は峠道から外れたことに気づき、もと来た道を引き返した模様。方角的には問題なっかたので、峠の東屋を目指してラッセルを開始。
初ラッセルであったため、思うように雪に乗れず苦戦する。幸い5人もメンバーがいたので、体力的には問題なし。
無事峠道に合流。峠の東屋が見えてきた。
11:20二居峠着
東屋があったため、ここで小休止。日が出ているため3月とは思えない暑さに。
ここから頂上にかけて地形図から道が消える。幸いトレースがはっきりと残っているため、トレースを目安に登っていく。
立派な雪庇、踏み抜かないよう注意してトレースを辿る。
12:10鉄塔着、近くで撮ると全容が収まらない。そしてここで買ったばかりのコンパスを落としたことに気づく。
次第に雲が広がってきた。暑さが多少和らぐが景色が悪い
頂上直下最後の登り。広々とした稜線が爽快だが、生憎の空模様。
13:25山頂到着。広々とした稜線がお隣の日白山まで続いているからなのかあまり山頂感がない。
平標山。
平標山をバックに記念撮影。徐々に風が出てきたので急いで下山開始。
来た道をひたすら下る。鉄塔の全容がよく見える。
帰りは鉄塔から南の尾根を辿り直接駐車所へ降りる予定だったのだが、斜面の状態や自分のコンパス探しもあり、峠道方面へ。
15:20:かぐらスキー場田代ステーション駐車場着
帰りは登りの半分のコースタイムで下山することができたが、残念ながら結局コンパスは見つからなかった。初めて残雪期の春山を登った感想としては、厳冬期ほど寒くはないが、雪は厳冬期と比べても十分に残っていたので、大変心地よかった。可能であれば今シーズン中もあといくつか登りたい。山行立案者つりしさん、CLはぎさん、車だしアトムさんありがとうございました。 [...]
山行記録・日程:2025年3月1日
・メンバー:モト(L)、ササジ、ヤオ
・コースタイム:山の駅 喜楽里(9:20)―熊野神社(11:40)―山の駅 喜楽里(12:40)
こんにちは、ヤオです。
今回行ってきた養老沢は、千葉県・養老渓谷のすぐ近くの、遡行時間2時間弱のお手軽な沢です。
ほんの1週間前に厳冬期八ヶ岳の極寒を体験したばかりなのですが、ヒルが出ないうちにということで、かなり早い沢初めになります。
予報では暖かくなりそうですし、あまりがっつり浸かる場所も無さそう、と、個人的にはとても楽観的に構えていましたが、さて実際は・・・。
6:30 王子発
週末、千葉方面はゴルフ客が多く混雑するらしいので、沢の遡行時間は短いですが朝早めの出発。
八ヶ岳に引き続きササジさんに車を出してもらいました。
8:40 山の駅 喜楽里着。開店は10時らしいです。
トイレを済ませ、入渓場所を探しつつ少し暖かくなるのを待ちます。
可愛い猫。近づくと逃げられました。
9:20 入渓。
喜楽里のすぐ目の前にある遠見の滝から入渓。
養老沢では本来計10個のトンネルを通ることになるのですが、私たちは初っ端から水に浸かることを忌避し、水深の深そうな初めの一部をカットしました。
なので↑これは、正規ルート上では3つ目のトンネル。
入渓してすぐのところ。倒木だらけで進みにくいので、少し巻きます。
9:40 沢筋に戻って少し進むと、間もなく4つ目のトンネル。
トンネルの中はヘッデン必須です。
外の光が差し込む画はとても綺麗ですね。
9:55 5つ目のトンネル。
ここも綺麗。
地味に深いので、右側をへつって通過しますが、この辺けっこう岩が脆い。
ずり落ちつつもずぶ濡れは回避しました。
それで、問題の寒さについてですが、思った通りというか、思ったよりずっと暖かかったです。
水は冷たかったですし深いところで足の付け根あたりまで浸かりましたが、やはりだいぶ気温が上がったおかげで凍えることは無く、とっても快適に歩けました。
10:00 6つ目のトンネル。ほんとにトンネルだらけです。
ちなみにこのトンネル、すぐ横にもう一つ穴があったのでそちらも入ってみました。
が、人一人ぎりぎり通れるくらいの細さで通り抜けられるかも分からないうえ、横にも上にもこんな感じでゲジゲジ?がうようよしていたので引き返しました。
メインのトンネルの方は楽々通過。
通り抜けた先には穴は見当たらなかったので、おそらく横道は途中で終わっていたのでしょう。引き返してよかった。
7つ目、8つ目は短いです。
綺麗なナメ①
トンネルだけではない、こういう見どころもあって、飽きない沢です。
10:40 9つ目。これも短いです。
綺麗なナメ②
しばらくリラックスして歩いていると、突然何かに驚いた様子のササジさん。
何やら二重で驚いているよう。
後ろを歩く私とモトさんはワンテンポ遅れて気づきましたが、目の前にイノシシとシカの死骸が転がっていました。
どちらも新しそうで、虫はたかっていましたが綺麗に身が残っています。
野生のイノシシも、骨になる前の死骸も見るのは初めてで、不謹慎かなと思いつつ嬉々としてスマホを向けパシャリ。でもここには載せないでおきます。
それにしても、どうしてシカとイノシシが同じ場所で死んでいたのでしょう。
遡行中に猟師の方にお会いしたり、銃声が聞こえたりしたので、これももしかしたら人の手によるものだったのかも?
気になりますが、今さら確認のしようもありません。先に進みます。
10:55 最後のトンネル。
このトンネルを抜けると沢はほとんど終わり。あっという間です。
登り口を探しつつ歩きますが、ここで一時的に私が先頭になり、結果見事に登り口を見逃して沢線を突き進みます。地図読めていないのがバレバレ。
すぐにササジさんが止めてくださり、少し引き返してこちらが目的の登り口。
この沢唯一のクライミングできるポイントです。素敵なカチがありました。
あまり難しくはないですが滑るので、スポットがいないと少し怖かったかもしれません。
滑ると言えばこの沢、全体通してところどころ滑りやすくて、ラバーソールのササジさんは特によく滑っていました。
フェルトは便利なものだと少し感心。
詰めも短いですが急登。ちょっと怖い。木の根っこを掴みながら登っていきます。
11:40 詰め上がって伊保田集落が見渡せる場所に到着。
ここで装備解除します。暑いのでレインも脱ぎます。半袖でも良いくらい。
今回辛かったのは寒さより花粉でしたね。途中から私はくしゃみ連発、モトさんもずっと鼻をかんでいて、忌々しい花粉の季節の到来を感じる沢歩きでした。
ここから車道に出て、40分くらい歩いて喜楽里に戻ります。そうして戻ってきたのはまだ12時半頃。
東京に帰って解散したのは?・・・確か、21時頃。
少しだけ千葉観光するつもりが、ここも行きたいそこも行きたいと言っているうちにこんな時間になってしまいました。
お二人とも遅くまでお付き合いいただきありがとうございました。
沢とは関係ないので詳細は割愛して、写真だけ。
粟又の滝。登れますかね。
濃溝の滝。朝、光の差し方によってはもっと綺麗に見えるらしいです。
濃溝の滝近くのカフェに、可愛いジブリ空間。
これを見て“ヤドリギ”の名前が出なかったのが悔しい。
鹿野山九十九谷展望台や江川海岸潮干狩場なんてところも寄りましたが、期待した景色は見られず。
個人的には行けただけでそれなりに満足です。
ササジさん、今回もたくさん運転していただき、ありがとうございます。
そしてモトさん、とっても面白い沢に連れて行ってくださり、ありがとうございました。
おわり。 [...]
山行記録・日程:2025年2月22日~24日
・メンバー:サブ(L)、コバ、ウエ、ササジ、アサヌマ、ヤオ
・コースタイム:
赤岳山荘駐車場(10:30)―赤岳鉱泉(12:30)
赤岳鉱泉(6:30)―行者小屋(7:00)―赤岳(9:20)―地蔵ノ頭(10:30)―行者小屋(12:00)―赤岳鉱泉(12:30)
赤岳鉱泉(6:00)―赤岩ノ頭(7:50)―硫黄岳(8:20)―赤岳鉱泉(9:50)―赤岳山荘駐車場(12:10)
今回初めて山行記録を書かせていただきます、昨年入会しましたヤオです。
山行記録を書くにあたり参考にこれまでの記録を読んでみようと思ったのですが・・・ほとんど無いじゃないですか。
書き手のいない山行記録に読み手がいるとも思えず、では何のために書くのかと少し疑問を覚えますが。
せめて自分の記憶に残すため、先日の南八ヶ岳登山について綴っていこうと思います。
※もともと山行記録を書くつもりで行っていなかったので、記載したコースタイムに多少のずれがあるかもしれません。今度からちゃんとメモしておきますね。
【1日目】
多くの登山者は八ヶ岳山荘駐車場から徒歩で登山口に向かいますが、私たちは登山口のすぐ近くの赤岳山荘駐車場まで車で入ったので、1時間ほどコースタイム短縮できました。
道を開けてくださる登山者の方々と、ガッタガタの林道を運転してくださるお二人に心の中で手を合わせます。
10:00 赤岳山荘駐車場より登山開始。
赤岳鉱泉まではなだらかな登り。ショートカットしつつ登ります。
途中、堰堤広場手前の駐車場でマムートジムニーを発見。かっこいい!
これ、赤岳鉱泉とマムートがコラボして誕生したジムニーらしいですね。ちなみに鉱泉の物資はここから歩荷で上げているそうで、小屋の方には頭が上がりません。
11:10 堰堤広場で一本。
12:30 赤岳鉱泉着。
初日の行程はここまで。アイスキャンディー近くのテン場を整地し、ササジさんが運んでくださったジャンボテントを張ります。
このnewジャンボ、とっても優秀で、余計なギア類やヘルメットは外に出しましたが、その他の荷物と大人6人が入ってもそれなりにスペースの余裕があります。
テントを張っている間に凍え切った私は、見かねたサブさんのお言葉に甘えて一足先に小屋のストーブで温まります。少ししたら荷物整理を終えた他メンバーも小屋にいらっしゃって、各々カレーやらもつ煮やら酒やら注文し一休み。
感動したのがこのジェットヒーター。汗や雪で湿った衣類も秒で乾く威力。
それに客室にあるコタツを見ると、もはやテントに戻る気は失せます。小屋泊したい。
しかし15時を過ぎれば小屋の開放スペースも使えないので、しぶしぶテントに戻ります。今回、ありがたいことに赤岳鉱泉で水を汲ませていただけたので、融雪はしません。
いつも通り持ち寄ったおつまみを食べつつ、お酒飲みつつ、団欒タイム。なんだかんだテントで過ごすこの時間が大好き。
ウエさんお手製のチョコサラミ。手作りのお菓子ほど嬉しいものはありません。
翌日の分もあるそうなので、明日はそれを楽しみに頑張って赤岳登って来ようと決めました。
18:00くらいに夕食準備開始。
コバさんが用意してくださったトマト鍋。
美味しかったです。
私の貧弱な語彙と味覚では大した食レポはできませんが、くたくたの野菜にベーコンと油揚げの旨味、ローズマリーの香り、これだけできっと美味しさは伝わるでしょう。
20時頃就寝。
(ちなみにジャンボテント、きゅうきゅうでしたが6人並んで寝られました。並び方を変えれば、もう少し余裕もできそうです。)
【2日目】
4:00 起床。
朝食は私持参のペンネ。ワンゲル時代の定番朝食の一つで、スパゲッティよりよそいやすいからオススメです。
6:30 赤岳鉱泉発。
7:00 行者小屋着。見上げた大同心や阿弥陀岳は立派で、目標の赤岳は遠く見えます。
残念ながらササジさんはここで引き返してしまったのですが、その帰り道がなかなか大変だったようで、曰く、「通勤ラッシュみたいだった」と。
晴れの三連休、登山客が多いのは必然ですが、山の中であまりにも人が多いとなんというか少し、萎えてしまいます。
別れを惜しみつつ行者小屋を過ぎると、間もなく文三郎尾根の急登が始まります。
これがもう、笑っちゃうくらい急登で。だんだん前を歩く3人との距離が広がります。
そして赤岳の方を見ると主稜を登る人たち。普通に登るだけでいっぱいいっぱいな私には、ちょっと理解できない世界。
阿弥陀岳分岐からは分かりやすく風が強まり、さらに進むと核心の岩場に差し掛かります。
ここ、本当に怖かった。
死ぬとは思いませんでしたが緊張する場面が続きました。
道中、ずっと急かしもせず後ろについて、時々アドバイスをしてくださったコバさんには、感謝と尊敬の念に堪えません。本当に、大尊敬です。
9:20 赤岳着。快晴で風も強くなく、最高です。
一通り写真を撮り、山頂の景色にまだ後ろ髪引かれつつも長居していては流石に冷えるので、そそくさと下山開始。
山頂に着いたときって一番感動しますが一番絶望もします。
自分で登ってきた分、何が何でも自分で下りないといけないので。
10:20 風を凌げそうであまり凌げなかった赤岳展望荘の陰で一本。
下りは地蔵尾根から。これもかなりひやひやするポイントがいくつかありました。
びびってなかなか進めない私に合わせてずっと前後歩いてくださった先輩方には、本当に感謝しかありません。
12:00 行者小屋着。
12:30 赤岳鉱泉着。ほっとしました。
前日と違ってテントの中がとっても暖かかったのですが、前日同様15時まで小屋でのんびりします。
ワイングラスまでマムート仕様。
小屋にはロープの結び方を展示しているコーナーがあり、そこで少し、結びの確認という名の暇つぶしもしました。
バタフライノット、覚えておきます。
15時を過ぎてテントに戻ると、私としては困ったことに、皆さん昼寝を始めました。
暇を持て余した30分程度のお昼寝タイムのあと、この日もまたプチ宴会が始まります。
日本酒に詳しいサブさんと、ワインに詳しいコバさんで一時話が盛り上がりますが、私にはさっぱりなんの事やら分かりません。というか、たぶん誰が聞いても分からない。
でもマニアの話って面白いですし、何か一つでも、極められるものがあるのって本当に素敵だと思います。
2日目夕食はアサヌマさん持参のほうとう。かぼちゃの優しい甘さにほっこりします。
とっても美味しかったのですが・・・味噌をパック丸ごと持ってきたアサヌマさんに皆さん大ウケ。
軽量化の概念を捨て去った食材のチョイスには、一種の憧れを覚えます。
21時頃就寝。
【3日目】
4:00 起床。
余っていたうどんとカブ葉と、ウエさん持参のなるとで朝食。
山では貴重なたんぱく源、ありがとうございます。
6:00 赤岳鉱泉発。
諸事情によりサブさんとササジさんにはテントキーパーをお任せして、4人で硫黄岳に向かいます。
天気が心配でしたが、この日も朝は快晴。晴れているうちにサクッと登ってきましょう。
途中、木々の隙間から見える景色が、大同心が、あまりにも綺麗でつい足が止まります。
空と雪のコントラストが、とっても綺麗。
ただ、危ないところはありませんが、登りは今日も急登です。
酸素の薄さを感じつつ、頑張ってウエさんに付いていきます。
7:50 赤岩ノ頭着。
登る苦労は赤岳に遠く及びませんが、正直、赤岳に劣らない絶景です。目指す硫黄岳はもう目の前。
8:20 硫黄岳着。
こちらは少しガスがかかっていますがほぼ無風。硫黄岳は基本的に強風が吹くと聞いていたので、あまりに快適で驚きました。
山の神様に愛されたのは誰でしょうか。
山頂を満喫したら、あとは温泉を楽しみに下山するだけ。
赤岩ノ頭の雪庇、可愛いですね。
9:50 赤岳鉱泉着。
サブさんとササジさんはすでにパッキングを済ませていて、私たちがパッキングしている間にテント撤収してくださいました。
登山口まで、あと1時間半ほど、歩きます。
12:10 赤岳山荘駐車場着。
車で八ヶ岳山荘までもどり、J&Nで温泉入ってご飯食べて、解散です。
復路も運転、ありがとうございました。
改めまして、計画してくださったサブさん、お忙しい中、登らないのに車運転してくださったササジさん、死なないように見守ってくださったウエさん、コバさん、本当にありがとうございました。
おわり。 [...]